ハンググライダー選手 鈴木由路が、
空の魅力をみなさんにお届けします！

アゲンスト：
風が前から吹くこと

グライド：
日本語で「滑空」。グライドすることで次のサーマルへ移動したり、遠くへ行ったりする。このグライドの技術の差が競技の成績に大きく影響する。

サーマル：
熱上昇気流のこと。我らはこれを捕まえて高度を上げることによって、遠くへ飛んだり、色んな景色を堪能したりできるんです。

セール：
ハンググライダーの翼となる科学繊維の布。古くなるとカサカサになってくる。

ソアリング：
上昇気流の中で旋回し、高度を上げること。この技術が高ければ高いほど、長時間飛べたり、高い高度に行けたりして、ハンググライダーを楽しむことができる。中級クラスの永遠の悩みでもある。

とられ：
グライダーの左右のバランスが取れていなくて、どちらかに飛びたがること。「右にとられる」のように使う。

ハーネス：
これを着ないと飛べません。グライダーにぶら下がる為の装備。みのむしや寝袋みたいと例えられる。実際に寝袋にもなります(笑)

バテン：
ハンググライダーの翼の小骨にあたるもの。

バラスト：
「おもり」のこと。体重の軽い人がバラストをハーネスに積む。バラストを積むとLD時にリスクを伴う。

バンク：
ターンをする時のグライダーの角度。文字じゃ説明しづらい。

フォロー：
風が後ろから吹くこと。TOで風がフォローだとTOしずらい。

ぶっ飛び：
カッコ良さげに聞こえますが、カッコ悪いです。上昇気流を捕まえられずに、すぐ降りてしまうこと。

フライヤー：
チラシのことではありません。フライドポテトを揚げる器具でもありません。ハングやパラで飛ぶ人のことをフライヤーと呼ぶんです。

リッジ：
斜面上昇流のこと。風が強めで、山に対して風向きが良いと何時間でも飛んでられます。これを使って10時間飛ぶ強者も。

TO (TakeOff)：
「離陸場」または「離陸すること」を指す。

LD (Landing)：
「着陸場」または「着陸すること」を指す。